情熱を持ち、淡路島でスケボーを文化にする
淡路市にあるスケボーショップ「Bundy(バンディ)」とうずしお科学館ミュージアムショップで、共同開発した当店限定オリジナル商品を紹介します。
オーナーの小林さんは愛知県から淡路島に移住後、「スケボーのある暮らし」をコンセプトにしたスケボーショップBUNDY(バンディ)をオープン。約10年前、留学先のオーストラリアで地元民のスケボーに対する接し方に感銘を受け、小林さんの心に火が灯りました。
「幼い頃になんとなく遊んでいたスケボーが、オーストラリアでは生活の中にとけ込み、みんなが日常的にすべっていることに衝撃を受けました。やっぱりスケボーは楽しい!と湧き上がるモノを感じたのを覚えています」
スケボーを通した出会い、コミュニケーションの広がりに感銘を受け、小林さんは行動に移していきます。
「帰国後に、ロング、ショートなど色々な種類のスケボーをすべりました。ただ、だんだん自分が満足いくスケボーが感覚的になくなってきて、、、いつの間にか「それなら自分で作ろう!」と思い立ち、まずはリメイクからはじめました。仕事の事情などで淡路島に移住後に、オーストラリアで感じた想いや「ロードオブドッグタウン」という映画の影響もあり、この島の自然の中でかっこよくすべって生きていきたい!そう感じてBUNDY(バンディ)をオープンしました」
小林さんは、ただスケボーを販売するだけでなく、様々なフィルターを通してこの島の文化にしていければと考えています。
「個人的な感覚ですが、日本ではスケボーに対してアンダーグラウンドなイメージを持たれている方が多いなと感じています。本来は楽しいモノなんですよね!スケボーを通して新しい出会いが生まれたり、コミュニケーションが広がっていくシーンを、これまで目の当たりにしてきました。「スケボーは楽しい」というイメージが先行するように変えていければなと感じています」
ここは自分だけのスケボーを作れるお店
「BUNDY(バンディ)」のオープン当初は、「スケボーを楽しめるショップ兼遊び場」でした。しかし「スケボーを作ってみたい!」という多くの声を反映させて、フルオーダーメイドのスケボー作りを開始。現在では島内外から、スケボー作りを希望する来客があるといいます。
「ただ単にオーダーメイドするだけでなく、夏休みの自由研究をかねてなど、様々な用途や楽しみ方を求めるお客様が来てくれるようになりました。僕は一人ひとりのオーダーに寄り添い、その人だけのスケボーを作ることを大切にしています。もちろん僕たちの考えを押し付けることはしません。ただお客様からのすべての提案を受け入れるのが良いとは限らないシーンもあります。お客様が本当に欲しい色や理想の形を、できるかぎりコミュニケーションを重ねて、一緒に見つけていくこを大切にしています。オーダーメイドしなくても、ぜひ気軽にBundyに遊びに来てほしいですね!」
人も脂ものってます~!サワラスケボー~Don’t touch me SAWARANAIDE!!~
サワラスケボー~Don’t touch me SAWARANAIDE!!~ ¥5,5000(税込)
うずしお科学館ミュージアムショップ限定サワラスケボーを、Bundyと一緒に開発しました!淡路島産サワラをイメージしたオリジナルテープカット、絶妙にかわいいシェイプ、塗装は半艶仕上げと随所にこだわりがちりばめられています。
くりっとしたかわいい目、サワラのようにキラリと光るボディ、そして「Don’t touch me SAWARANAIDE!!」の刻印がポイントです!オブジェとしてだけでなく、海中をすすんでいくサワラのような爽やかなすべりをお楽しみください!
スケボーを知ってもらうためのオリジナルプロジェクト
小林さんはスケボーを淡路島の文化にしていくために、スケボー制作以外の新しいプロジェクトも開始しました。「少しでもスケボーに興味を持ってもらうために、スケボーに関係するファッション、音楽、カルチャーなどを独自のプロジェクトにして提案していければなと考えています。そのひとつが淡路島で買い付けた木材や、制作時に出た端材を使用した家具や雑貨の製作・販売です。この度は素敵な縁をいただけたので、うずしお科学館ミュージアムショップ限定の小物商品を制作しました!」
onion木-ホルダー
onion木-ホルダー ¥990(税込)
状態の良い廃材などを使用し、手作りされたルーム木(キ)ーホルダー。当店限定で「onion」を刻印。キーホルダーとしてだけでなく、スマホスタンドとしてもGOOD!!なアイテムです!
onionお香立て
onionお香立て ¥1,500(税込)
当店限定の玉ねぎ型のお香立て。一点いってん丁寧に削り出し、かわいいフォルムに仕上げています。そのまま置いても一輪挿しにしてもキュート! 玉ねぎだけに、ネットに入れて販売しております。
淡路島の日常にスケボーがあればきっと楽しい
「自分たちのコンセプトは「スケボーのある暮らし」です。車からサッとスケボーを取り出して軽くすべったり、自転車のように日常的にスケボーがある文化が淡路島にできたらなんかいいなと。近年スケボーは、オリンピックの競技種目に採用されたり、以前よりも世間の関心は高まってきていると感じています。そんな時代だからこそ僕達は、スケーターとそうではない人を繋ぐ場所づくりもしていきたいなと思っています」
スケボーで淡路島に新しい文化を創る。
小林さんは、難しくも楽しいチャレンジをこれからも続けていきます。
Bundy
instagram:@bundy_1231